
就活、婚活、転活、妊活……
世の中はいろいろな○○活動であふれているけれど、婚活ほど運要素が強い活動はないと思う。
たった1人の結婚相手を見つけるためにひたすらガチャを回し続けるような活動だ。
これは20代の平均的な女性である私が結婚を目指して奮闘する物語である。
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前回までの話
目の前についに本物の福山さんが現れた…!
彼はプロフィール写真と変わらない綺麗な顔立ちの男性であった。
そして身長はというと…
私はその日7cmヒールのハイヒールを履いていたが、ヒールを履いた私よりも福山さんは明らかに背が高かった。
私は平均身長より少し高いくらいなので、福山さんは確実に175cmありそうだった。
会ったばかりのこの時点で写真加工していない、身長詐欺もしていない正真正銘の高身長イケメンであることが判明した。
素晴らしい👏👏
恵比寿ガーデンプレイス内のどこかでご飯を食べようということになった。
お互い観葉植物を育てているので、お店へ向かいながら何を育てているか話していたのだが、福山さんは…何というか……かなり独特の喋り方をしていた。
早口で途切れなくダーッと喋る感じと言えば、お分かりいただけるだろうか?
私の職場に福山さんと同じ大学出身の人がいたのだが、その人もこんな特徴的な話し方をしていた。
某難関国立大に行くとみんなこんな喋り方になるのだろうかと思った。
焼き鳥専門店でご飯を食べることになった。
焼き鳥専門店の近くに美味しそうなステーキ屋さんがあり、行列ができていた。(ぶっちゃけ私はステーキの方が良かった。)
「ここ、僕の家の近くにもあるんですけど、美味しいんですよね。最近神楽坂に引っ越したばかりで家の近くのお店いろいろ開拓してるんですよ。」
「そうなんですか、以前はどちらにいらっしゃったんですか?」
「X県です。ロボット関係の会社で研究職やってたんですけど、半年前に転職して東京に引っ越してきたんです。」
ロボット…?
研究職……??
X県………???
……多分あそこの会社だよね?とおおよそ見当がついた。
というのも、私は当時その会社の株を持っていて、事業内容と、研究所がX県にあること、信じられないくらい平均年収が高いことを知っていた。
あの会社に、研究職で入社しているということは相当な高学歴ということで間違いなさそうだった。
そして大学院を卒業してからずっとX県にいて、割と最近東京に来たということならば、独身ということもあり得るかもと思った。
正直なところ、福山さんがずっと東京にいる人だったら間違いなく既婚者と疑っただろう。
でも、彼がいた研究所はX県の中でもかなり辺鄙なところにあるというのを知っていた。
だから、出会いなんてほとんど無いだろうし、大学時代に恋人がいたとしても彼女の方が「そんな田舎行きたくない!無理!」って言って別れている可能性もなきにしもあらずと考えたのだ。
まあそれでも結婚する人はいるだろうし、既婚者かもしれないという疑いが完全に晴れたわけではないけれど…
出会って10分ほどしか経っていないが、ちょっとした会話から福山さんの背景が見えてきたような…気がした。
つづく
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