
就活、婚活、転活、妊活……
世の中はいろいろな○○活動であふれているけれど、婚活ほど運要素が強い活動はないと思う。
たった1人の結婚相手を見つけるためにひたすらガチャを回し続けるような活動だ。
これは20代の平均的な女性である私が結婚を目指して奮闘する物語である。
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前回までの話
2回目のデートで、のぞむくんからちょいちょい「うん?」と思うような発言が飛び出した。
もし私がのぞむくんに惹かれていたとしたら「優秀だから多少の傲慢さは仕方ない」と思ったかもしれない。
しかし、私は条件面と私を気に入ってくれていそうな所しか彼に魅力を感じていなかったので「優秀だけど、人格に問題があるタイプかも」と自分でも不思議なくらい冷静に彼を見ることができた。
ピザもパスタも食べ終わり、そろそろお開きかと思われた頃、のぞむくんから衝撃発言が飛び出した。
「明日からまた仕事だね」
「そうだね。お互い頑張ろうね」
「明日、仕事で銀行行くんだよね。銀行員って仕事できない奴多いからまじでだるいわ〜」
耳を疑った。
自分の会社のクライアントでしょ!
近くで誰が聞いてるか分からないのにそんな悪口言って大丈夫?
優秀なくせに、私の身内や友人に銀行員がいるんじゃないかとかそういう想像力は働かないんだな…
というかいい歳の大人が特定の職業を見下すような発言をすることにびっくりだわ。
しかも自分のクライアントに対して。(あくまでのぞむくん個人の意見で、私は全くそんなことは思っていないことを強調しておく。)
のぞむくんってきっと付き合い始めはすごく優しくて、ちやほやして大切にしてくれるんだろうけど、時間が経つとこうやって見下してきて、馬鹿にしてくるようになるんだろうな…
典型的なモラハラ男じゃん…
暴力を振るわないから周囲には分からないけど、精神攻撃してくる一番厄介なモラハラをしそうだな…と思いながらお店を出た。
彼は若く、これからもっと稼ぐようになるし、痩せればかっこいいので、そう遠くない将来誰かと結婚するのだろう。でも確実に彼の奥さんは苦労することになるだろう。
ご愁傷様なことである、とまだ見ぬ彼の奥さんに思いを馳せた。
駅に着いた。
私とのぞむくんの利用する路線は別々だったのだが、今回はのぞむくんのお見送りがなかった。
そして前回とは違い、次はいつ会うかという話すら出なかった。
どうやら私も彼の中で「ナシ」判定されたらしい。
他にいい感じの人が出来たのか、私に原因があったのかはよく分からない。
帰りの電車の中でお礼のLINEだけは一応送っておいた。
既読にはなったが、返信は来なかった。
それにしても…
1週間前まであんなに「会いたい」、「付き合ったら温泉に行きたい」、「かわいい」、「お願いだからLINEのブロックはしないで」とか熱烈に言ってきたくせに、恐ろしいまでの手のひら返しである。
本当に同一人物なのか?と思ってしまうくらいだ。
男ってどうでもいい女には信じられないくらい冷たくなるんだなぁ…
「こんなこと知らずに生きていきたかったよ」と思った2×歳の春であった。
おわり
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