
就活、婚活、転活、妊活……
世の中はいろいろな○○活動であふれているけれど、婚活ほど運要素が強い活動はないと思う。
たった1人の結婚相手を見つけるためにひたすらガチャを回し続けるような活動だ。
これは20代の平均的な女性である私が結婚を目指して奮闘する物語である。
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前回までの話
世之介さんの家に行くか、私の家に行くかの2択を突きつけられ、「どっちも行きません。帰ります。」と断ったのだが、彼はあっさりと解放してくれなかった…(←よく考えたら、私は私の家に帰るのだから、どっちも行かないという表現は間違っていたかも。)
「ねえ…本当にもう付き合っちゃおうよ」
「まだ1回しか会ってないし、結婚したいかどうかもまだわからないけど、とりあえず付き合ってみないとそういうのもわかんないじゃん?」
「はあ……」
なんか必死だな…と呆れ果てた。
家に連れ込めなさそうだから、今度は付き合おうだってさ…
付き合うことになれば、私がノコノコと付いていくとでも思っているんだろうか?
そもそも、いくらタイプの男性でも、1回会っただけの相手と付き合うとかあり得ないから。
というより、「付き合おう」と嘘を吐いてまで初対面の、よく素性の分からない女を家に連れ込みたいのだろうか?
変な病気とか持ってて、うつされるかもしれないよね?(注 私は持ってない笑)
美人局かもしれないよね?
そういうリスクを犯してまで女漁りしたいものなの?
それとも何も考えていないのか。
本気で理解できなかった。
とりあえずここではっきりと「付き合わない」と言うと、逆上されるかもしれないと思い、適当に嘘を吐くことにした。
私は一刻も早くこの男から離れたかったのだ。
「まだ一回会っただけなので付き合うとか付き合わないとかわからないです… これから何回か会ってみて、もう少しお互いのことを知ってからお付き合いしたいです。」
「だから、今日はこれで失礼します」
「……うん、わかった またごはん行こうよ」
そう言って、ようやく手を離してくれた。
「はい」
まあ、もう2度と会うことはないんですけどねー
今回は幸運にも無事帰ることが出来そうだが、飲み物に薬を入れられたり、力ずくでどこかに連れて行かれることもあったかもしれないので、彼がそこまで凶悪な人ではなくて良かった。
電車の中で、さすがにお礼くらいはせねばとスマホを見ると彼からメッセージが来ていた。
「今日はありがとうございましたあああ」
あああってなに?
と思ったが普通に
「今日はご馳走になり、ありがとうございました。お話できて楽しかったです」と返信しておいた。
「みーとぅー またご飯行こー」
これっきり私の方からこの男に連絡することはなかった。
そして向こうも察してくれたのか、私に連絡してくることはなかった。
と、言いたかったのだが…
実はこの男に関して後日談がある。
つづく
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