
就活、婚活、転活、妊活……
世の中はいろいろな○○活動であふれているけれど、婚活ほど運要素が強い活動はないと思う。
たった1人の結婚相手を見つけるためにひたすらガチャを回し続けるような活動だ。
これは20代の平均的な女性である私が結婚を目指して奮闘する物語である。
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前回までの話
世之介さんと私の利用する路線は別だった。
改札の前まで来たため、私はさっさと帰ろうとした。
「今日はご馳走になりありがとうございました。楽しかったです。では失礼します。」
すると、男は私の手をガシッと掴み、私の指を撫でながら「この後、どうする…?」と言ってきた。
うーわー、キモい……
イケメンでモテそうな男でも、こんなセクハラジジイみたいなことするんだな、とまるで他人事のように思った。
大体、どうするって何?
帰るって言ってるよね?
「はあ……?」
「俺の家に行く?それともぺぶりぃなさんの家の家に行く?どっちにする?」
はい、出たー
ダブルバインド
これ、知ってるやつ〜
ダブルバインドとは?
あからじめ誘導したい選択肢(AまたはBだったらどちらがいい?)を提示して、相手の選択肢を奪い、強制的にどちらか選ばせる方法である。
「ラブホの上野さん」という漫画で見たことがある手法だった。
ちなみに「ラブホの上野さん」はドラマ化もされていて、漫画もドラマもどちらもとても面白かった。
作中ではデート後に「あっちの汚いホテルと綺麗なホテルどっちに行きたい?」とホテルに行く前提で使われており、相手からホテルに行かないという選択肢を奪っていた。
こちらの記事に詳細が載っているので、興味があればどうぞ↓
(余談だが、ラブホの上野さんの本郷奏多はめちゃくちゃいい。本当にハマり役。見てない人はぜひ見てほしい。)
こういうの知識としては知っていても、実際にやる人は見たことがなかったので、「本当にやる人いるんだ…」とドン引きした。
現実世界で、こんな手法に引っかかる人っている?
それとも、私は押せばいける女だと思われてる?
随分と舐められたもんだわぁー
大体、私の部屋は散らかっているのでいきなり誰かに来られても困るのだ。
一方、こんなことを言ってくるくらいだから、この男は女を連れ込めるよういつでも部屋を綺麗にしているのだろう。(←その点だけは尊敬に値する。)
私はなるべく無表情で感情を込めず淡々と「……どっちも行きません。帰ります」と言った。
塩対応をすれば向こうも諦めるだろうと思ったからだ。
だが、この男は本当にしつこい、というか諦めが悪かった。
つづく
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