
就活、婚活、転活、妊活……
世の中はいろいろな○○活動であふれているけれど、婚活ほど運要素が強い活動はないと思う。
たった1人の結婚相手を見つけるためにひたすらガチャを回し続けるような活動だ。
これは20代の平均的な女性である私が結婚を目指して奮闘する物語である。
======================================================
前回までの話
コースのデザートを食べ終え、解散することになった。
世之介さんは手前の席、私は奥の席に座っており、私が店の入り口に向かうとすると
彼の席の横を通る配置だった。
彼は既に立ち上がり荷物を持っていたので、私もカバンを持ち、彼の席の横を通ろうとした。
彼の席の荷物入れがチラリと見えた。
小さな四角い箱が落ちていた。
派手な小さな箱だった。
タバコの箱だった。
私は喫煙者NGのため、マッチングアプリでは「タバコは吸わない」という人としかマッチングしないことにしている。
つまりこの男は非喫煙者と嘘を吐いたうえで、タバコを持ってきたということだ。
脇が甘すぎない?
バカなの?
と、思っていると落としたことに気づいたのか、彼は慌てて箱を拾い上げてポケットの中にしまっていた。
私はとても優しいので(←笑)、箱が落ちていたことにも、彼が慌てて拾い上げたことにも気が付かなかったことにしてあげた。
でも、内心は呆れていた。
あんなに慌てているところを見ると、非喫煙者と嘘を吐いていることに後ろめたさはあるのだろう。
それならば禁煙するか、禁煙できないのだったら正々堂々開示するかどちらかしか選択肢はないと思うんだけど…
タバコはやめたくない、でも喫煙者とは言いたくないなんて、そんなこと許されるわけないじゃない。
あ~あ、ヤリモクな上に自分勝手な嘘つきとか、本当にしょうもない男…
2時間無駄にしたわ~
ご飯代は全額世之介さんが奢ってくれた。
コースが6000円で、ドリンクが1000円以上×2〜3なので一人8、9000円くらいしたんじゃないだろうか。
向こうはアルコールを飲んでいたし、もっと高かったかもしれない。
もう2度と会うつもりはないし、後腐れなく別れたかったので、せめていくらかでも払おうと思った。(←メシモクと思われるのがイヤだったのだ。ちなみにタダ飯目的でアプリの人と会うことをメシモクというらしい。)
しかし、
「俺めちゃくちゃ稼いでるから」
と言われて拒否された。
……そこまで言われたなら払わなくてもいいよね。
支払いの意思は一応は見せたんだし。
稼いでるし、痛くも痒くもない金額なんだろう。
すごく疲れた2時間だったけど、一銭も払わずにちゃんとしたタイ料理店のコースが食べられたと思えばまあいいか。
お会計を済ませお店を後にした。
彼と並んで歩いてみると、つくづく背の高い男だなと思った。
私が7cmヒールを履いていてもまだ結構な身長差があった。
「世之介さんって本当に背が高いですよね」
「俺182cmあるからね」
「俺たちの身長差って結構いい感じだし、付き合わない?」
「あはは、またまた〜」
軽いな~
なんで身長差がいい感じなら付き合わないといけないんだ?意味不明~
こんなこと言われて喜ぶ女がいるのだろうか?
そんな話をしているうちに駅に着いた。
私と彼が利用する路線は別だったので、
「私は〇〇線ですので、こちらで失礼します」
と言った。
やっと解散できると思ったのだが、ここから一悶着あった。
つづく
婚活するなら禁煙しよう!
是非、クリックして応援してください♪