
就活、婚活、転活、妊活……
世の中はいろいろな○○活動であふれているけれど、婚活ほど運要素が強い活動はないと思う。
たった1人の結婚相手を見つけるためにひたすらガチャを回し続けるような活動だ。
これは20代の平均的な女性である私が結婚を目指して奮闘する物語である。
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前回までの話
「付き合った人数が●人なら、経験人数も●人?」
私の経験人数が0人だろうが、100万人だろうがアンタには関係ねーよ!!
2度と会うことはないだろうからな…
どういう気持ちでこういう質問をするんだろう?
聞いてどうしたいんだろう?
というか何目的でその情報が必要なの?
意味不明。
ただひたすらに気持ち悪かった。
その後も男は執拗に性的な話題を持ちかけてきた。
「フェチとかある?」
「フェチですか?私は声フェチですかね」
「へー 芸能人で言ったら誰の声がいいの?」
「高橋一生さんの声が好きですね。ああいう低めの声が好きです」
「えー俺の声って、高橋一生に似てないよね?」
「あはは」
ええ、似てないですねー
あなたの声、カスカスしてますもん。
「世之介さんは何かのフェチなんですか?」
「うん。ちょっと髪の毛をまとめて横向いてみて」
「こうですか?(なんだろう横顔フェチなのか?)」
「うーん、よくわかんないなぁ」
「えっ なんですか?」
「俺さ、腋フェチなんだよね☺️ でもよく見えなかったわ」
…腋?
わき???
WAKI????
腋ってあの腋だよね?
人の腋見て何が楽しいんだ??
そもそも腋ってメジャーなフェチなのか?
なんかキモい。
「腋ですか???」
「うん。斎藤工も腋フェチなんだよ」
「斎藤工が?」
斎藤工が脇フェチだから何だって言うんだ…
「処理のあまい腋が好きなんだって。そう言ったら女性陣から黄色い悲鳴が上がったらしいよ」
腋毛が生えてる腋が好きってこと?
それ言っても許されるのは斎藤工だからやぞ?
あのルックスと声と稼ぎだから、ぎりセーフなだけ。
一般人のあんたが真似したって、気持ち悪いだけだから!
(もし斎藤工がそんなこと言ってなかったら、すみません。こいつが言ってるだけかも)
「あははは…ソウナンデスネー」
と超棒読みでなんとか返事をした。
なんかこう、ことごとく合わないし、なんでそんな話題振ってくるのとしか思わない。
遊べる女を探しているから、こういう話題に乗ってくれるか反応をみているんだろうか?
目の前にいるのはアプリでも屈指の人気会員だというのに、私はこの男から離れたくて仕方なかった。
やっぱり顔とか条件以上に大切な何かがあるような気がする。
まあ、最低限、真剣に婚活している人じゃないとダメだよね、と思いつつ私はコースの最後のデザートを食べた。
ココナッツミルクの中に小さめのタピオカが浮かんだお汁粉のようなものだった。
歯に沁みるような甘さだった。
デザートを食べ終え、話も一区切りついたところでそろそろ帰ろうということになった。
コース料理だったせいか、合流してから既に2時間以上経過していた。
………長い!!!
つづく
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