
就活、婚活、転活、妊活……
世の中はいろいろな○○活動であふれているけれど、婚活ほど運要素が強い活動はないと思う。
たった1人の結婚相手を見つけるためにひたすらガチャを回し続けるような活動だ。
これは20代の平均的な女性である私が結婚を目指して奮闘する物語である。
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前回までの話
マッチングアプリでひどい目に遭っているというあきらさん…
一体どんな目に遭ってきたんだろうか?
「え…どんな目に遭ったんですか?」
「アプリでやりとりしていた女性と会うことになったんだよ。そしたらこのお店に行きたいって指定されてね…そこが高級寿司店なの。」
「ええ…初対面でよくそんな店指定しますね(ドン引き)。」
「まあでもそのお店を予約したんだけどさ。で、いざ会ってみたらその人、一言もしゃべらないの…」
「僕が話しかけても、機嫌悪そうにずっと黙ってひたすら寿司食べてるのよ。」
「うわぁ…」
「あんまり不機嫌だったから、『どこか具合でも悪いんですか?』って聞いたら『別に』だって。彼女がしゃべったのはそれだけだったよ…」
「エリカ様じゃあるまいし…どうかしてますね、その人。」
「当然のように僕の奢りで、店を出たら無言で立ち去っていったよ…あんなの食い逃げだよね。」
「だからぺぶりぃなさんがこうやって楽しくお話ししてくれるのが嬉しいよ。」
気の毒としか言い様がない話だった。
あきらさんは写真詐欺するような男性ではないし、かわいい顔立ちだし、とても面白く、いろいろな話題を振ってくれるので、女性側が不愉快になる要素はなかったと思う。
ただただ超失礼な女性に当たってしまっただけだろう。
その女が最初から食い逃げ目的だったのかどうかは分からないが、食い逃げだったとしても最低限の礼儀として会話くらいはするべきでは?
そして超失礼な女のせいであきらさんの女性へのハードルが著しく下がっているっぽいのが気の毒だった。
「その女がたまたまものすごく失礼で、おかしかっただけだと思います…世の中、そんな人ばかりじゃないですよ。」
「そうかな…」
「僕はアプリ始めた頃は、職業のところを『医療従事者』にしてたんだよ。個人情報をあまり開示したくなかったから。そしたらいいねしても全然マッチングしないの…」
「あまりにもモテなさすぎて、仕方ないから職業を『歯科医師』に変えたんだよ。そしたら…」
「どうなったんですか?」
「めちゃくちゃモテるようになった。女性からめっっっちゃいいねくるの。」
「笑」
「笑い事じゃなくて、人間不信になりそう…だってそれ以外何も変えてないんだよ?」
私もあきらさんの職業が歯科医師というところを見てマッチングしたので人のことをあれれ言えた立場ではないのだが、女性って本当に現金なものだ…笑
特にマッチングアプリにおいてはお互いの性格やバックグラウンドが分からず、スペック勝負みたいなところがあるので、普通の出会いよりもその傾向が強いのだろう。
アプリでの出会いなんてそんなもんだろ、としか思わないが、あきらさんは少なからずショックを受け傷ついたようだった。
とてもいい人なのでこのままアプリを続けて「女性不信」とか「女嫌い」にならないでほしい。
あきらさんは友人も多いから、マッチングアプリよりリアルな出会いの方が性格的にも合っているし、素敵な人に出会えそうだよな。
そんな感じでいろいろ話しているうちにあっという間に2時間半が経ち、明日も仕事なので解散することになった。
つづく
あきらさんオススメ漫画↓