
就活、婚活、転活、妊活……
世の中はいろいろな○○活動であふれているけれど、婚活ほど運要素が強い活動はないと思う。
たった1人の結婚相手を見つけるためにひたすらガチャを回し続けるような活動だ。
これは20代の平均的な女性である私が結婚を目指して奮闘する物語である。
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今回は歌舞伎役者(自称)に遭遇した話である。
念のために言っておくと、彼は本当に歌舞伎役者だったわけではない笑
そこそこの年齢差があったのだが、プロフィール写真を見る限り肌が綺麗で若々しく感じた。
- 名前 中村
- 年齢 36歳
- 身長 170cm
- 学歴 大卒(早慶上理)
- 職業 会社員(インフラ関係)
- 年収 800~1000万円
だがプロフィールの文章から、「むむ…」と思うところもあった。
初めて会う人には、肌がキレイ・歌舞伎役者にいそうと必ず言われます。
写真写りが悪いらしく、実物の方がいいとも昔から言われます。
この一文から彼を歌舞伎役者(自称)と命名した。
そう言われてみると確かに、歌舞伎役者の中村なんちゃらっぽい顔をしている。
でも、それ自分で言っちゃうんだ…
肌がキレイとか、歌舞伎役者にいそうとか、実物の方がいいとか。
わざわざ自分でアピールするんか?
本当に周りの人に言われてる?
ちょっと、いや、かなりナルシスト自己肯定感の高い人だと思った。
あと、もう一つ気になる点があった。
顔写真が全て自撮りだったのだ。
一枚はスーツを着ている写真、もう一枚は私服の写真。
どちらもスマホで自撮りしているような感じだった。
私はマッチングアプリを利用するにあたり、関連書籍を読んだり、ネットで情報収集したのだが、自撮り写真を使用するのは男女ともに地雷と書かれていた。
ちなみにこの本である。とても参考になったのでオススメ。
写真を撮ってくれるような友達がいなかったり、友達がいないなりにプロに撮って貰おうという気もなく、適当な写真を自分で撮るのはちょっと変な人が多いのだとか。(※ちなみに一番避けた方がいいのは、トイレで自撮りしている人らしい。)
中村さんの私服写真は自分の部屋の中で撮ったものらしかった。
流し目のキメ顔でこちらを見つめている。
が、彼の後ろにはタオルやら靴下やらがぶら下がっており、それらもばっちりと写り込んでいた。
後ろの洗濯物は片付けないんかーい
キメ顔してる場合じゃないだろ……
こういうのが気にならないということは、やっぱり変な人なのかもしれない。
また、プロフィールだけではなく、メッセージのやり取りにも違和感があった。
「こんばんわ」とメッセージを送ってくるのだ。
一度だけではなく、毎日必ず夜になると、「こんばんわ🌛」と送られてきた。
これは結構衝撃的だった。
30代後半の、しかも誰でも知ってる有名大卒の男が、こんな間違いするんだ!?
こんなの小学校の国語の問題だよね?
誰にも指摘されたことないの?
いや、それとも私がツッコむのを待っているんだろうか?
予測変換は普通「こんばんは」って出てくるよね?
わざわざ、「は」を消して「わ」に変えてるの?
だとしたら、何のためにそんなことをするんだろうか?
なんで?なんで?と疑問で頭がいっぱいになった。
私は「は」と「わ」を間違えたり、「こういう」を「こうゆう」と書く人が苦手だった。
なので、この人はナシだと思っていたのだが、なんとなくメッセージのやり取りは続けていた。
そんなある日、中村さんがそろそろ会いませんかと言ってきた。
どうしようかなーと思ったが、私はとりあえずいろいろな人に会ってデートの経験値を上げたいと思っていたので、会ってみることにした。
あまり本気度が高くない人だったので、平日の仕事帰りに飲みにいくことにした。
お店は中村さんが予約してくれ、当日は最寄駅に19時に集合することになった。
つづく
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